今問題となっている「フードロス」。子どもと学ぶ、捨てるところなし野菜レシピ

フードロス
フードロスや食品ロスという言葉を、ご存じでしょうか?
これは「本来食べられるものを捨ててしまう」行為のことで、世界的に大きな問題となっているのです。
農林水産省の発表によると、平成29年度の日本国内のフードロスは、なんと年間612万トンにも及ぶと言われています。
今回はそんなフードロスを親子で考えるきっかけとして、フードロスをなくすためのコツや、野菜を使ったフードロス削減レシピをご紹介します。

買い物でフードロスをなくすコツは?

フードロス
普段の生活をとおしてフードロスをなくしていくためには、毎日の買い物から意識を変えていくことが必要です。
例えばスーパーなどでは、賞味期限が近くなったものを値引きして販売していることが多いですよね。
そんな商品を積極的に購入し、その日の食事に活用する。これだけで、売れなければ処分されてしまう食品を救うことができます。
もちろん安いからと購入したものの、そのまま冷蔵庫に入れっぱなしにして傷んでしまったとなれば、これもフードロスなので、きちんと期限内に使えるかを考えることも重要ですね。
また、食べなければいけない消費期限と、美味しく食べられる期間の賞味期限の違いをきちんと理解することは、フードロスを防ぐ行動にも繋がります。
最近では、市場などで買い手がつかなかった果物や野菜を、一般の方が購入できる通販サイトなども誕生しています。子育て中の忙しいママにとっては、うれしいサービスですよね。

料理でフードロスをなくすコツは?

フードロス
普段の料理の中でも、フードロスをなくすことはできます。
果物や野菜は皮を剥かずに使えるものも多いですから、そういったレシピをチェックしてフードロスをできるだけ少なくしましょう(ただし厳密には、果物の皮や種などは元々廃棄されるものとして、フードロスには含まないと考えられています)。家族分以上の料理を作って余らせてしまうというご家庭は、きちんと食べられる分量を考えて料理することが重要です。
子どもに食べさせたいからと野菜などの料理をたくさん作って結局残してしまうよりは、食べられるよう工夫した一品をしっかりと食べてもらうよう親子で意識を変えていくことも大切です。

フードロスを軽減する捨てるところなし野菜レシピ

フードロス
・野菜の皮を剥かずに炒め物に使う
皮を剥いて使用することの多いじゃがいもですが、皮付きのままでも調理して食べることはできます。
皮を剥かずにカットしたじゃがいもを炒めて、焼き肉のたれやドレッシングなどで味付けをするだけでもフードロスのないレシピが完成します。じゃがいもだけでなく、人参も皮を剥かずに使ったり、ピーマンの種をとらずに使ったりとさまざまなアレンジが可能です。

・野菜の皮をきんぴらに使う
煮物などに大根を使う際、皮を剥いて調理をする方は多いですよね。
そんな大根の皮はそのまま捨てるのではなく、きんぴらに使ってフードロス見直しレシピに活用しましょう。細く切ってしっかりと炒めれば、野菜感覚で使用できます。大根だけでなく皮付き人参を使うなども、フードロス削減に効果がありますね。

・野菜の皮をかき揚げに使う
さまざまな野菜を一緒に揚げるかき揚げなら、野菜の皮の渋みや苦みが気になるという方でも食べやすいレシピです。
皮だけでなくブロッコリーの芯なども使えるので、冷蔵庫に眠っている野菜を一気に活用してフードロスを見直せます。

・野菜の皮を漬物にする
スイカの皮の漬物は昔からの定番ですが、大根の皮なども漬物にするとおいしく頂けるレシピになるのです。
浅漬けなどは簡単に作ることができますし、料理に使った大根の皮が余っていたら、さっと作ることができる一品ですね。

フードロスは大人だけでなく、子どもにとっても身近に考えていきたい社会問題の一つです。
ぜひ毎日の買い物や料理の中でフードロスの見直しを意識して、子どもと一緒に廃棄されてしまう食品について考えるきっかけにしてみてください。

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