一人暮らしなら生活空間はいつも自分だけのものです。
普段は仕事で家を空けますし、生活臭を気にする同居人もいません。部屋の場所を取る空気清浄機は必要ないと思っていませんか。ところが一人暮らしの部屋でも空気は意外と汚れていて、空気清浄機を導入する意味はちゃんとあります。
この記事では一人暮らしの方向けに、空気清浄機のメリットや購入する際の選び方をご紹介します。

空気清浄機の役割を一言で言えば「空気をキレイにすること」です。部屋の中には目に見えないゴミ（花粉、ちり、ほこり、ウイルス、においの元の微粒子など）が漂っています。
空気清浄機はこのような汚れた空気を丸ごと吸い込み、防塵フィルターや脱臭フィルターに通します。空気中のゴミはフィルターに付着するので、空気清浄機から排出された空気はキレイなものになっています。

■掃除が楽になる

さほど家にいないのに、いつの間にか部屋の隅にほこりが溜まっていてびっくりしたことはないでしょうか。
空気中には目に見えないほこりが漂っています。空気清浄機は空気中に浮いているゴミを集めて吸い取ることができます。
空気清浄機を使えばほこりが溜まりにくくなり、掃除が楽になるというメリットがあるのです。

■アレルギーや病気の原因を取り除ける

空気の中には病気を引き起こすさまざまな物質が混じっています。PM2.5やウイルスなどは目に見えないので、自力で対処することが難しいものです。
空気清浄機の中にはウイルスやPM2.5に対応した機種があるため、上手に使うことで病気予防の効果が期待できます。
また空気清浄機は、花粉やペットの毛・臭いといったアレルギーの原因が空気中に散らばるのを防ぐこともできます。
自分がアレルギーを持っていなくても、部屋を訪れた友達や恋人がアレルギー体質という可能性は十分にあります。
空気清浄機を使うことで、不意の来客にも対応した室内環境を整えることができるのです。

■換気しにくい部屋でも空気をキレイにできる

一人暮らしの部屋の中には、窓が小さかったり、数が少なかったりと換気がしづらい環境の物件もあります。
また、騒音や防犯上の理由から窓を開放できないということもあるでしょう。ワンルームの物件では特に空気がこもりやすいので、空気を意識的に清潔に保つことが大切です。
空気清浄機を使えば、窓から風を入れなくても空気をキレイにすることができます。

■適用床面積を確認する

空気清浄機には畳数で表された適用床面積というものがあります。
これはその空気清浄機が30分でキレイにできる床面積を表したものです。空気清浄機のパワーを表している数値と考えればわかりやすいでしょう。
住んでいる部屋の大体2~3倍の適用床面積をもつ空気清浄機を選ぶと、十分な効果が得られるはずです。

■目的に合った機種を選ぶ

一口に空気清浄機といっても、取り除ける空気の汚れには差があります。
ウイルス対応、PM2.5対応など、目的に合った機種を選ぶことが大切です。加湿機能や脱臭機能つきのもの、イオンを発生させるものなど付加機能にも注目です。

■邪魔にならないサイズかどうか判断する

一人暮らしの部屋は狭くなりがちです。できるだけ生活の邪魔にならないコンパクトなものを選ぶと良いでしょう。高さがある程度あっても、横幅や奥行きが小さければすっきり収まるはずです。

■手入れの手間を考える

空気清浄機はフィルターが重要な役割を果たします。
使い続けることでフィルターの機能は落ちていきますので、定期的にフィルターのお手入れが必要になります。しかしフィルターを取り外す手間がかかるような機種は、ついついメンテナンスを怠ってしまいがちになります。
フィルターのお手入れ方法が簡単な機種を選ぶようにしましょう。

空気清浄機は自分一人では気が付かない空気の汚れを掃除してくれる優れものです。
コンパクトサイズのものを選べば、さほど邪魔にはなりません。一人暮らしの生活をより快適にするためにも、導入を考えてみてはいかがでしょうか。