子育て中は子どもと一緒にいる時間を優先したいなら、専業主婦として家を守る選択肢もあります。
しかし、自宅にいながら仕事ができるなら、少しでも働きたいという気持ちもあるのではないでしょうか。
「ランサーズ」「クラウドワークス」といった不特定多数に業務を委託するクラウドソーシングサイトや、「シュフティ」「ママワークス」など主婦向けの求人サイトでは、子育て中の人にもできる在宅ワークがたくさん見つかります。

子育てママでも在宅で自分らしく働ける、人気の在宅ワークをご紹介しましょう。

代表的な仕事：シール貼り、梱包、袋詰め、データ入力など

バーコードやラベル、値札シールなどを商品に貼りつけるシール貼りや、商品をパッケージに詰める梱包作業、スプレッドシートなどのＰＣソフトを使って資料の内容をフォーマットに入力する仕事など、知識や経験がなくても手軽に始められるのが「作業系ワーク」です。
単純作業ですが丁寧な仕事や正確性が求められるため、集中力の高い人に向いています。
シール貼りや梱包の仕事なら、パソコンを持っていない人でもチャレンジできます。
特殊な技能を必要としないだけ単価が低めに設定されていますが、仕事に慣れて作業効率が上がれば時間当たりの報酬も上がり、効率良く稼げるようになります。
商品やシールを自分で受け取りに行くこともあるので、お住まいの地域でできる仕事を探しましょう。

代表的な仕事：webライター、webデザイナー、システムエンジニアなど

webサイトを制作する際にかかせないwebライターやwebデザイナー、継続的にサイトを運用するシステムエンジニアの作業を、自宅のパソコンで行う仕事です。
webライターにはSEOや執筆内容に関する専門知識、webデザイナーにはコーディングのノウハウが必要ですが、これらの知識や経験、専門的な技術があれば安定した収入を得られる職種です。
比較的高単価なので限られた時間で稼げますが、性能の良いパソコンを用意したり自宅の通信環境を整えたりと、仕事を始める前の準備も重要です。
また、専門的な知識やスキルについて、常に最新の情報を集めてブラッシュアップする姿勢も大切です。
子どもが産まれた後もこれまでの仕事で培った経験を生かして在宅ワークで活躍したいなら、ぜひチャレンジして欲しい分野です。

代表的な仕事：料理教室、ネイルサロン、フラワーアレンジメント、学習塾など

自宅でお料理やフラワーアレンジメントの教室、ネイルサロンなどを運営する仕事も主婦には人気があります。
最近ではインターネットのビデオ通話サービスを利用して語学講師を行うなど、自宅に生徒を呼ばないタイプの教室を開設することも可能です。
自宅で教室を開く主婦は「サロネーゼ」と呼ばれ、多くの主婦にとって憧れの存在となっています。
自宅サロン系の仕事は趣味を仕事にできるので人気がありますが、自宅に人を呼ぶと子育てとの両立が難しいと感じる人が多いのも事実です。
また、講師の資格を取ったり自宅にスペースを用意したりと、それなりの初期投資も必要です。
子どもが小さいうちは資格の取得に向けた勉強や貯金、生徒を集めるための人脈づくりに集中し、子どもが手を離れたら本格的に自宅サロンをオープンするなど、長期的な展望を描いてチャレンジしましょう。

子育て中は子どもの面倒を見ることに精一杯で、どうしても自分のことを後回しにしがちです。
在宅ワークを始めたいと思っているなら、せっかくですから自分らしさを大切にして「得意なこと」「好きなこと」を仕事にしてみましょう。
子育て中でもスキルアップはしていきたいですよね。そのためには収入面だけでなくご自身が学ぶことも大切です。
生き生きと働くママの姿を間近で見ることで、子どもたちはますますママが好きになるでしょう。