子どもは好奇心が旺盛ですが、飽きやすいという一面を持っています。
昨日まで夢中になって使っていたおもちゃでも新しい遊び道具が登場したとたん、見向きもしなくなるのはさほど珍しいことではありません。
このように次々と増えていくおもちゃでリビングがいっぱいになってしまい、どう片づけたらいいのかと頭を抱えていませんか。

今回は子どもの遊び空間を確保しつつ、リビングの雰囲気を壊さないおすすめのおもちゃ収納法を考えていきましょう。

出典：つくもはるInstagram（@haru2422）

色が派手なおもちゃがたくさん置かれているとリビングの雰囲気が雑多な印象になりがちでは。
そこで、お勧めなのがおしゃれな家具の中におもちゃを収納する方法です。たとえばクッション付き収納スツールは椅子兼収納ボックスとして使える優れもののようです。
豊富なカラーのものがそろっているのでリビングエリアの印象に合ったものを選んでみましょう。
ほかにも収納ソファーや中の見えないおしゃれなチェストを使うことでリビングの雰囲気を壊さない収納が可能になるのでは。

出典： http://instagram.com/kiyo.1980 @kiyo.1980

すっきりしたおもちゃの収納にはお子さんの協力も欠かせません。しかし子どもの片付けは大雑把なものですよね。
もっときれいに片付けてほしいと思ったときは写真付きのおもちゃ箱が役に立ちます。写真を貼ることでどこにどのおもちゃをしまえば良いのか見た目で確認できるため、小さなお子さんでもきちんとしたお片付けができるようになるでしょう。

写真を使うメリットはもう一つあります。中身の見えない不透明な箱でも写真を使うことで何が入っているか即座に判別できるのです。おもちゃ箱にカラーボックスやおしゃれな素材を使った収納ケースを使うこともできますよ。

リビングが広くない場合、おもちゃの収納スペースで空間が圧迫されてしまうというケースもあるでしょう。そんなときはおもちゃを収納する部屋とリビングを分けてしまうという方法もあります。リビングで遊ぶときはお子さんにその日遊びたいおもちゃを籠やボックスに詰めておもちゃ部屋からリビングまで運んでもらうのです。遊び終わった後はおもちゃを部屋に戻してリビングを片付けるように伝えます。

お子さんが小さくて、部屋とリビングを行き来できない時はキャスター付きのワゴンを使いましょう。ワゴンの中におもちゃを片付けさせたら、収納部屋までワゴンを移動させます。
この方法をとるためには日ごろからお子さんに「自分が使ったものは元の場所に戻す」という動機を与えてあげることが重要です。時にはお片付けの歌を歌ったり、おもちゃをしまうスピードをほめたりしながら、お子さんが片付けにやりがいを感じるような工夫をしてみてください。

出典： instagram（@hayzu_home）

おもちゃは色合いがはっきりしており、おしゃれなもの、可愛いものがたくさんあります。
そこでおもちゃを隠すのではなく、おもちゃを堂々と飾ってインテリアの一部にするという収納方法もあります。ポイントはおもちゃの種類にある程度の統一感を持たせることです。
絵本は表紙をあえて見せながら並べることで絵画のような効果を出すことができます。またミニカーはレゴブロックと組み合わせることで町のミニチュア作品のような演出を可能にするでしょう。ほかにも収納する家具や壁紙の色との調和を考えて、お子さんと一緒にわくわくするようなディスプレイを考えてみてください。

おもちゃの数が増えるとそれだけ収納に手間がかかり、うんざりしてしまうこともあるかもしれません。
「これからも遊ぶおもちゃ」と「もう卒業するおもちゃ」をお子さんに選別してもらい、おもちゃの数が増えすぎないようにすることも大事です。いらなくなったおもちゃは捨ててしまうだけでなく、フリマアプリを使ってお小遣いに変えられないか検討してみてください。

たくさんのおもちゃで遊ぶ経験はお子さんにとってかけがえのないものです。工夫を凝らせば素敵なインテリアを活かしつつリビングでのおもちゃ遊びを可能にする方法はたくさんあります。
お子さんと一緒に無理なくできる収納方法を探してみてくださいね。