憧れだった一人暮らし。
食生活は節約や健康を考えできるだけ自炊を楽しみたい、時には気の合った友だちを呼んでホームパーティーなども楽しみたいと、自炊ができる喜びと未来への想像を膨らませて、ワクワクドキドキ。
料理は食べるのも好きだけれども作るのも好きという方にとって、お部屋探しの大きなポイントとなるのがキッチン選びです。
毎日料理するのであれば、できるだけ快適に、楽しく料理が出来る使いやすいキッチンを選びたいですよね。

しかし今まで家で料理をしていた方であれば、どのようなキッチンなら自分にとって使いやすいのかというのがある程度わかりますが、あまり料理経験がなく、これからの自炊をはじめようという方にとってはパッとキッチンを見ただけでは使いやすいキッチンかどうか判断するのはなかなか難しいもの。
見た目におしゃれだから、新しくてきれいだから大丈夫と安易に決めてしまうといざ自炊を開始した時に料理がやりづらい、物が置けないなど理想とは違う状況となってしまい、思ったような自炊生活とはかけ離れたものになってしまう場合があります。
最悪は料理をする気力を失ってしまい、自炊をあきらめ、食事はコンビニや外食となってしまっては経済的にも健康的にも良くありません。
そんなことにならないよう、一人暮らしで楽しく料理ができるキッチン選びについてご紹介しましょう。

一人暮らしでも料理がしやすいキッチン選びでまず重要となるのがコンロ選びです。
火力や使いやすさを考えるとIHよりもガスコンロがおすすめ。IHは鍋やフライパンがIH対応ではないといけませんし、光熱費も高くなりがち。火力の扱いも難しく、面倒な場合があります。
また、コンロを選ぶ場合はコンロ数が一つではなく、必ず二つはあるキッチンを選びましょう。
どんな料理好きであってもコンロが一つというのは料理の作業がはかどらず、時間がかかり、スムーズな料理ができません。
また、料理のしやすさを左右する調理台の高さというのも重視しましょう。
物件を選ぶ際には実際にキッチンに立ってみて料理をする動作を想像しながら行ってみるのがいちばんです。

そしてもうひとつ重要なのが冷蔵庫の設置スペースです。
料理をしっかり楽しめるためにはある程度用量のある冷蔵庫が必要です。
使いやすさを考えた冷蔵庫が置けるスペースがある部屋かどうか、実際において使い勝手が良いのかも想像しながら選ぶようにしましょう。

友だちや会社の同僚が部屋に来たら料理するところを見られたくないのでキッチンは独立型にしたいと考えている方はいませんか？
独立型のキッチンは料理に集中できるメリットがありますが、人によってはデメリットを感じることも多いと言えます。
まず、独立型のキッチンにしてしまうとキッチンまで冷暖房が届かない場合があり、夏場は暑さを、冬場は寒さを我慢して料理しなくてはなりません。
また、友だちを呼んだとしても料理中はキッチンとリビングで距離があるため友だちとの会話をすることができず、話題についていけません。
せっかくの楽しいホームパーティーのはずが、自分だけ孤立してしまい、ただの料理担当になってしまっては悲しいですよね。

また、一人暮らしでは、いったんリビングに座ってしまうと、動くのがついつい面倒になりがち。特にテレビに夢中になってしまった場合は、その途中から料理をしにキッチンに行くというのはかなりの困難となってしまいます。
日々の生活を重視する場合は、テレビが見ることができ、仕切りのない、カウンターキッチンの方が費用も抑えることができ、人が来た時も孤立することがありません。

金額的に広いキッチンはどうしても無理、という場合は、狭いキッチンながらも狭さの中で工夫ができるか、調理スペースを確保することが工夫次第でできるかを想像しながら部屋選びをするようにしましょう。
例えばキッチンに窓枠があると便利。狭くても窓を利用して、調味料がおける棚などを設置することができます。

シンクの前のスペースもディアウォールで棚を作れば収納力抜群となり、ひとりでの料理の使い勝手がぐんと良くなります。ディアウォールは、突っ張り棒を内蔵のバネで固定することで、壁を傷つけずに収納場所を増やすことができるおすすめDIYアイテムです。

また、食べ物を切る時は大きなまな板なら安心。狭いキッチンで食べ物を切る際には思い切ってシンクの大きさに合わせ、シンクの上に蓋をするように置けるまな板を購入すれば狭いキッチンでも作業場を確保でき、身体の大きな男性でも安心して作業ができます。

いかがでしたか？
料理をする人は特に、快適なキッチンがある部屋の方が良いですよね。ぜひ一人暮らし用の部屋探しをする際は、この記事を参考にキッチンをしっかりチェックして、充実したシングルライフをお楽しみください！